ソーシャルメディアとプライバシー: 自分を守る方法【10代向けサイバーセキュリティ基礎】

ソーシャルメディアは、友人や家族とつながりを保つための便利なツールです。

しかし、自分の個人情報をオンラインで公開することにはリスクもあります。個人情報が悪用されたり、オンラインでのハラスメントが発生したりする可能性があります。

この記事では、ソーシャルメディアを安全に使うためのアドバイスを提供します。

目次
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プライバシー設定の最適化

一般に知られているソーシャルメディアプラットフォーム(SNS)のプライバシーの設定概要です。

  1. Facebook
    プライバシー設定で、誰があなたの投稿を見ることができるかを制御できます。これは「プライバシーショートカット」から設定できます。
    大きく分けると「友達」のみ、「誰でも」ですが、更に細かく設定することもできます。
  2. Instagram
    アカウントをプライベートに設定することで、あなたの投稿を見ることができる人を制限できます。
    これは「設定」から「プライバシー」を選択し、「アカウントのプライバシー」を切り替えることで設定できます。
  3. X(旧Twitter)
    あなたのツイートをプライベート(非公開)にすることができます。これは「設定とプライバシー」から「プライバシーとセキュリティ」を選択し、「プロテクト・ツイート」をオンにすることで設定できます。

フィッシングとソーシャルエンジニアリングを識別し防ぐ方法

ソーシャルメディアで代表的なリスクである「フィッシング」と「ソーシャルエンジニアリング」を見分けて、防ぐ方法を簡単にまとめておきます。

  1. フィッシング攻撃の識別
    「フィッシング」は、詐欺師が信頼できる組織や個人を装い、あなたから重要な情報を巧妙に盗もうとする手口です。友人からのメッセージや、お気に入りのブランドからの電子メールのように見えますが、それが詐欺である可能性があります。リンクをクリックすると、個人情報を盗むためのウェブサイトに連れて行かれることもあります。
    例えば、「友人がゲーム内アイテムを送ってくれた」というメッセージがあったとします。しかし、そのリンクをクリックすると、ログイン情報を入力するページが開きます。これは典型的なフィッシング詐欺です。信頼できないリンクをクリックしないようにしましょう。
  2. ソーシャルエンジニアリング攻撃の防止
    「ソーシャルエンジニアリング」は、詐欺師があなたの信頼を得て、自分の意志で重要な情報を渡してしまうように仕向ける手口です。友人や信頼できる組織からのメッセージであっても、個人情報を要求してくるものには注意が必要です。
    例えば、友人を装ったメッセージで「パスワードを教えて欲しい」と頼まれた場合、それはソーシャルエンジニアリング詐欺の可能性があります。友人であろうとも、パスワードを聞かれたら警戒しましょう。そして、情報が本当に必要なのかを友人本人に直接聞いて確認しましょう。
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オンラインでの安全なコミュニケーションとエチケット

オンラインでコミュニケーションをとる際には、以下のことを心掛けましょう:

  1. 個人情報は共有しない
    住所、電話番号、銀行の詳細など、自分自身または他人のプライベートな情報を共有しないようにしましょう。
  2. ハラスメントを避ける
    人々がオンラインで不快な経験をすることなく、安全にコミュニケーションを取ることができるように、自分の行動に注意しましょう。
  3. フェイクニュースを広めない
    情報のソースを確認し、信頼できると確認された情報のみを共有しましょう。

まとめとサイバーブリーチに対する対応策

ソーシャルメディアは有用なツールであり、一方で注意が必要です。

プライバシー設定を最適化し、フィッシングやソーシャルエンジニアリングを識別し防ぐ方法を理解し、そしてオンラインでの適切なコミュニケーションとエチケットを守ることで、自分自身を守ることができます。

しかし、万が一サイバーブリーチが発生した場合には、次の手順を踏むことが重要です。

  1. パスワードの変更
    ブリーチが発生したサービスのパスワードをすぐに変更します。他のサービスでも同じパスワードを使用している場合は、それらもすぐに変更してください。
  2. 二段階認証の設定
    可能であれば、二段階認証を設定します。これにより、パスワードだけでなく、あなたのデバイスへのアクセスも必要となり、不正アクセスをより困難にします。
  3. 当局への報告
    詐欺やハッキングの被害にあった場合には、地元の警察や適切なインターネット詐欺対策センターに報告します。
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